ニューヨークでのお正月

「Yokoはどのお正月を祝うの?」
「????」

質問の意味が呑み込めないでいると、日本では1月1日が重要? それとも旧正月? もしかしたらクリスマスかしら? と立て続けに聞かれました。ニューヨークでは多くの人種が住んでいるので、習慣がこんなところにも表れます。会社ではもちろんカレンダーに書かれているのが休日ですが、有給休暇でそれぞれ違う日に休みます。

インド人の彼は、10月、ユダヤ人の彼女は9月、中国人の彼女は2月にお正月を迎えます。数日から1週間、長い人は2週間まとめて休暇を取って母国に帰ります。もちろん私は1月のお正月です。

米国では1月1日が休日で、翌日から通常の業務開始です。生まれた時からの習慣か1月2日から仕事はどうしても受け入れがたく、仕事に支障がない限りは、今でも12月30日から1月3日までは休みをいただくことにしています。

さて、来週2018年の9月9日から11日まではユダヤ人のお正月です。ニューヨークではユダヤ人の人口が多いので学校も休みになります。この時期彼らにとって1年で最も大切なお正月や懺悔の日が来ます。ユダヤカレンダーでは、今年5779年です。12月末に日本食食料品店が混雑するように、今日明日の食料マーケットには、いつもと違うものが並び、ちょっと違う混雑があります。

こうしてバラバラな休日がありますのもニューヨークならではのことです。一つアメリカ人からの質問がありました。日本では年末年始とお盆休みは、大半の日本国民が休むのになぜ休日でないのですか? カレンダーに書かれていないので混乱します。と言われました。私は答えることができませんでした。