今と昔の米国株式

私の毎日の日課は、株式の動きを見ることから始まります。証券に関わる人は誰もが同じだと思いますが、米国人70%は年金の401Kを持っていますので多かれ少なかれ目を通します。

40年前に初めて目にした某日系銀行のディーラールームはガラス張りになっていてカッコいいなぁと思いましたが、インサイドトレードされないように防音ガラスでなく、怒鳴り声が漏れないためだと後で知りました。

今は、コンピューターシステムが進み、ディーラーを通さないし、証券会社へ電話せず、即その場で個人で直接株売買をするシステムになり静かに株が動きます。若いころに学んだこととは全く違ってきています。大手証券会社の思惑だけでなく、個人の投資家が動く株式との両方で株は上がったり下がったりするようになりました。

日本の情報紙に、「この株が上がる!!」みたいな記事が出ることがありますが、書かれてインターネットに出た時には、もう時期を過ぎて沸騰して儲けが出ないことが多々あります。それに、「私は○○億円儲けた」と人の気を引く記事を見ますが、そのためにどれほど損をしたかは、誰も書きません。

株式を賭け事(ギャンブル)と言う人がいますが、人任せで自分が汗水垂らして働くのではないのでそう思うのかもしれません。頭脳を使い世の中を見て十分な情報を基にして状況判断をしますので、その場の気分で賭けている訳ではありません。予想が大きく外れないように多くの情報を得て予想を立てたものを個々の口座持ち主に配布し資産を増やしています。

そのために毎日の情報収集と専門家との情報交換が欠かせません。これが自分には合っているようです。実績は、顧客全員の合計利率は、10年8%、5年7%で、個人個人それぞれが個人の口座を米国で口座を持って、それぞれの生活理由で、長かったり短かったりの期間で信託を選んでいます。