アメリカの銀行口座の注意点

アメリカ銀行口座は、使用しないと国に取り上げられ、残高は戻ってきません。日本は1口座1名義、アメリカでは夫婦共同名義の1口座2名義です。

現在では、オンラインでの支払い入金が出来ますが、以前は、小切手に宛名、金額を書き署名し郵送する支払方法が一般的でした。これは今でも普通に行われています。また、アメリカの郵便局に現金書留はなく、その場で現金を渡し、額面が印刷された小切手を買い郵送します。日本のようにコンビニで電気代、水道代、税金を支払う方法はありません。

1口座2名義の大きな利点は、夫婦のどちらかが他界した場合でも口座は使用することが出来る共同名義です。日本では口座主が他界するとその日から口座は凍結されてしまいますが、米国では共同資産ですから、そのままです。同じように証券についても銀行口座と同じ考えがあり、不動産については夫婦50%の権利を持つのが普通です。口座主が亡くなった後、その口座を誰に委ねるかの書類も金融機関では、用意されています。誰もクレームしいない場合は州のものになってしまいます。

帰国後、アメリカの銀行口座を1年全く使用しないと凍結され、5年使用しないと州のものになってしまうので、気をつけたいものです。またアメリカの口座は、便利ですが管理が必要です。帰国後の年金の受取の場合、口座があれば自動振込ができて便利です。